古文書の噺 中 象が来た [近世文書]
1729年に長崎から江戸に、象が来たというのは
驚きです。将軍吉宗は、実学家だったそうでしたから、
南国では、象に軍事機能があることに目を付けたとも
書かれています。(権威の誇示とも)。
それにしても、象なんか知らない人が移送に当たるのです
から非常な苦労をしたことでしょう。
そのため、飼い葉の内容や量、小屋の大きさや造りなど
事細かく指示を出しています。
庶民にとっても奇異な動物ですから、噂を聞いて
見物にくる人も大勢いたことでしょう。
このことに付いては、上の赤い囲みに「見物に出てくる
のは苦しからず」と書かれています。
ま、面白い事が江戸時代にあったんですね。
つづく
皆さんが幸せで健康でありますように。
(ご訪問ありがとうございました。)
2018-08-11 10:23
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