古文書修復講座（上）

古文書の補修の講座。

毎年夏に、Y先生が本県に招いて、古文書の補修の講座が

開かれます。私は今年で４回目となります。

Y先生は、元宮内庁の古文書補修の専門官という経歴の方です。

　

Y先生を紹介の後、早速講義に。

　

気さくな先生は、軽口でしゃべりながら手を休めることなく、実技指導が進んでいきます。

本日、新しく獲得した知識は、新しい裏打ちの仕方です。

汚れ落とし→乾燥→再び水に濡らし→全体に薄く糊を付ける

→そのままで虫穴などを古い和紙で補修→それに裏張りの和紙を貼付け

→ボウル紙で挟んで乾燥する→それを整形して完成とりなります。

先生自身の東北地方での、古文書修復ボランンティア活動の様子、上映。

今まで教えてもらっていなかった技術の教示があり、参加して良かったです。

午後もそれが続きました。

（本日も、ご来訪ありがとうございました。）

コメント 2

またひとつ新しい裏打ちの方法を得られたようで何よりです。
Y先生の気さくなお人柄と丁寧なご指導で、より興味深くかつ楽しい講座になったのではないでしょうか。
by hirochiki (2012-07-28 20:08) 

hirochikiさん江。コメントの通りです。Y先生は、宮内庁で40年もこの道で、食って来た人です。動作１つも、見ているとなあんだと思いますが、実際に自分がやると、あのようには手が動かないということをいやというほど知らされます。この道も深い・・・です。
by t-toshi (2012-07-29 10:42)